めちゃ使い込んだグラブをRe-Birthに買い取ってもらったら

不要になったグラブを買取り、キレイに修理&修繕して、野球をしたい人に安価で販売するRe-Birthのリサイクルシステムが面白い。一般的な中古買取店と異なるのは、利益のみを追いかけるのではなく、野球を愛する人たちが野球文化発展のために行っている活動だという点。グラブに宿る「野球の神様」に失礼のないよう、職人たちが丁寧に仕事をしてくれる。そんな注目のサスティナブルサービスを体験してみた。今回の主人公は帝京大学3年生、準硬式野球部でセンターを守る斎木駿也くん 帝京大学経済学部3年生。走攻守そろった活躍でチームを引っ張る準硬式野球部のセンター。 斎木　グラブのリサイクルサービスがあることを初めて知り、家にずっと寝かしてあったこのグラブを売ることにしました。 ——いまは使ってないの？ 斎木　これはシニア時代、ピッチャーから内野にコンバートされたとき、父が買ってくれた大事なものなんです。高校から外野になったので、いまでは遊びでキャッチボールをするときくらいしか使っていませんでした。でも愛着があってどうしても捨てられなかったんです。 グラブを使っていた新座シニア時代の斎木くん（中列左から3番目）。ちなみに、当時のチームメイトには2017年に横浜DeNAベイスターズに入団した櫻井周斗選手（後列右から2番目）の姿が！ ——そんな大事なものを手放してもいいの？斎木　使わないで置いておくよりは、必要な人に使ってもらうほうがグラブも嬉しいかなと思ったんです。大手の中古買取店とかだと、なんか雑に扱われそうなイメージがあったんですが、野球好きな人たちがやっている野球専門のリサイクルサービスと聞いて気持ちが決まりました。 Re-Birthを立ち上げた米沢谷友広さん。秋田商業時代には甲子園出場経験があり、野球に関わる仕事を始めて15年。根っからの野球人だ。 米沢谷　グラブもできるだけ長く現役で活躍したいはずです。わたしたちにお任せください！——はっ！　Re-Birthの社長、米沢谷さんじゃないですか。腕利きの職人を束ねる社長のお墨付きなら安心です。早速Re-Birthでグラブを生まれ変わらせましょう。 中学時代に愛用していた内野用グラブ。年季とともに名前の刺繍も入っているけれど……本当に買取ってもらえるの!? 斎木　今回お願いするグラブはこちらです。古いし、刺繍も入っちゃっているんですが……大丈夫でしょうか？米沢谷　このように内側に入っている刺繍なら大丈夫ですよ。少し劣化しているけれどメンテナンスで対応可能です。味があるいいグラブですね。（細部までじっくりと見ながら）これならそうだな、4,800円で買取させていただけないでしょうか？　※通常はLINEを使って査定を行います斎木　え！そんなに高く買い取ってもらえるんですか!?　ありがとうございます!!米沢谷　グラブの状態に応じて修理箇所は異なりますが、グラブをはめたときに手のひらと指が当たる内側の革（ヒラ裏や指袋）は基本的にまるっと交換します。なので、まずグラブの紐やヘリ革、ムートンなどを外して、芯材を抜いて分解し、内側の革と外側の革に分けていきます。米沢谷　内側の革を、指袋、ヒラ裏などパーツごとに分解し、お湯に浸してして平らにします。そのあと、新しい革をこれに合わせて同じ形に裁断し、縫製すると新しい内側が完成。これを外側の革に入れ戻します。米沢谷　ヘリ革、ムートンを張り替えて（状態によって行わない場合もある）、芯材を入れて、もともとの縫い目に合わせてきっちり縫製。最後に、グラブ全体をクリーニング&保湿して完成です。 Re-Birthの修理&修繕を終えた斎木くんのグラブ。まるで新品みたいにピカピカ！ 斎木　使い込んだグラブがめちゃくちゃキレイになってる！　グラブの解体&修復作業を見たのは初めてなんですが、なんか感動しました！　細部まで職人さんたちの技術がいき渡っていて工芸品みたいで。改めてグラブは大切に使わなきゃって思わされました。 BEFORE→AFTERを並べてみるとその差歴然！　こんなにキレイになるなら捨ててしまうのはもったいない！ ——BEFOREとAFTERを比較すると、すごくわかりやすいですね。手入れしてみると、新品の革特有のキュキュッという手触りがあって、潔癖気味な人でもこれなら安心して使えるんじゃないかなって思います。さて、修理&修繕を終え、思い出のグラブがこれから売りに出されるわけだけど、斎木くん、いまの気持ちはどうですか？斎木　こんなにキレイにしてもらえて、グラブも喜んでいるように感じます。工程を見ながら、“このグラブで合宿の地獄ノック受けたよなぁ”とか、“内野の守備が上手くなりたくて練習頑張ったよな”とか、昔のことが蘇ってきました。それで今回のこと、父にも話したんです。最初は驚いていたけれどRe-Birthのことを伝えたら「野球をやりたい人に使ってもらえるなら、寝かしておくよりずっといいな」って理解してくれました。思い入れがあるものなので、野球を本気で頑張る人にぜひ使ってもらいたいです。 いま大学でプレーしている斎木くん。Re-Birthのリサイクルサービスは、ものを大切にできるだけではなく、出会うことのなかった2人の球児が1つのグラブを通じて繋がる面白さもある。 米沢谷　斎木さんにもグラブにも喜んでもらえて嬉しいです。私たちRe-Birthは今回の斎木さんのように使っていないグラブを譲っていただき、高品質で低価格のグラブに生まれ変わらせることで、一人でも多くの子どもたちに野球を始めて（続けて）欲しいと考えています。斎木さんに譲ってもらった大切なグラブを次世代のプレイヤーに繋いでいくことが私たちの使命ですので、提供する方が決まったらご連絡しますね。斎木　ありがとうございます！ グローブの買取や野球用品リメイクの専門店Re-Birth 電話：03-6281-8783営業時間11：00 〜 18：00（土日祝定休）https://www.re-birth.jp/ やるなら時間があるいま！ グラブ2点以上で買取査定額20%アップキャンペーン実施中!! カンタンLINE査定をはじめる人はコチラ↓

元記事リンク：めちゃ使い込んだグラブをRe-Birthに買い取ってもらったら