群馬大会を制し春夏連覇の挑戦権を獲得してもなお、健大高崎を統率するキャプテンの箱山遥人は目を光らせていた。「県大会が終わってから、最大の目標である春夏連覇に向ききれていなかったんで」箱山はセンバツ優勝の実績に過信しないためにも、この偉業を“通過点”と捉えるくらいの熱量で夏を戦っていかなければ足元を掬われると危機感を抱き、チームを牽引してきた。そのため、実に9年ぶりとなる夏の甲子園出場を決めたからとはいえ「向ききれていない」と厳しく評価したのである。
元記事リンク:「これじゃ勝てないってわかっただろ」令和の時代に“昭和の熱血”で勝てるのか…春夏連覇を狙う健大高崎・箱山遥人主将の「ブレない信念」