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桐光学園高のエースであり、キャプテンも務める林晃成投手。191センチ86キロの体格から最速151キロのストレートを投げ込み、ドラフト候補としても注目を集めている。2012年夏以来の甲子園へ。最後の夏にかける意気込みを語ってもらった。母親特製のサラダチキンで体重減を防ぐ--春の県大会ではベスト4入り。準決勝の横浜戦では先発して4回途中4安打5四球5失点で交代と、悔しい気持ちがあったと思います。春以降は、どんなテーマで取り組んできましたか。林 メンタルの弱さというか、自分から崩れる場面が多かったので、その部分を詰めてきました。フォアボールや失点のあとに、気持ちを切り替えられずに動揺してしまうところがあるので、心の状態を一定に保つ。良いピッチングをしたときも、悪い自分が出たときも、常に冷静にいることを心がけています。--実戦での手応えはいかがですか。林 フォアボールが少なくなって、良い結果につながっていると思います。--今の最速は。林 春と同じで151キロです。--「夏の大会で最速を更新したい」など、スピードへのこだわりはどこまで持っていますか。林 夏の目標は155キロです。チームを甲子園に連れていくために、全力投球をしたら、最速が出ると思っています。――横浜高の織田翔希投手が最速154キロですが、春の準決勝で投げ合ってみて感じたことはありますか。林 自分とはまったく違う投球をしていました。序盤で交代した自分に対して、織田は180球近く投げてもスピードが落ちない。差を感じましたし、本当に悔しかったです。--春以降の身体的な変化はいかがでしょうか。林 今は191センチ86キロですけど、春の大会中に体重が2キロほど落ちてしまいました。夏に体重が落ちないように、頑張っているところです。--心がけているのはどんなことですか。林 補食でたんぱく質を多く摂るようにしていて、母親に作ってもらったサラダチキンをよく食べています。週末の練習試合のときなどに、冷凍した状態で持ってきてくれます(*寮生活)。美味しいです! 「チームファースト」で甲子園に導く --エースであり、キャプテンとしてもチームを引っ張る立場です。キャプテンに指名されることは予想していましたか。林 いえ、なかったです。--「オレなの?」という感じですか。林 そう思いました。天野(喜英)先生から言われる前に、トレーナーの吉田(干城)さんに食事に連れて行ってもらったことがあって、「お前をキャプテンに指名する考えがあるけど、どう思う?」と聞かれました。引っ張っていく自信が本当になかったので、最初は「不安です。やりたくないです」って。そのときに、吉田トレーナーから、「お前がやればチームがガラッと変わるかもしれない。投手でキャプテンという、新しい桐光になれるかもしれない」と言ってもらって、考えるようになりました。--実際、キャプテンになって、一番成長したのはどんなところでしょうか。林「チームファースト」で動けるようになったことだと思います。キャプテンになった当初は、自分の結果を求め過ぎていました。「いいピッチングをしたい」という気持ちも大切ですけど、それ以上に「チームを甲子園に連れていく」と強く思うようになりました。--現在の神奈川は横浜が県内32連勝中で、3季連続で甲子園に出場しています。どこまで意識していますか。林 決勝で横浜と戦って、横浜を絶対に倒して、甲子園に行きたい。最後のマウンドに立っていることを想像しながら、練習しています。――今、甲子園はどんな存在ですか。林 夢ではなく、目標だと思っています。--テレビなどで見て、覚えている甲子園の記憶はありますか。 林 金足農の吉田輝星投手(オリックス)が活躍していたときの甲子園です。――2018年ですね。林 あのときの甲子園は本当に面白くて、テレビで見たくて、塾もちょっとさぼっちゃいました(笑)。--覚えている試合はありますか。林 金足農が近江戦で決めたサヨナラ2ランスクイズと、あとは横浜戦での逆転3ランです。両親が秋田の出身で、父は秋田商で野球をしていて、祖父は野球部ではないんですけど金足農のOBです。自分が高校に入るまでは、毎年秋田に帰省していたこともあって、金足農を応援していました。潟上市という、のどかなところです。--夏の大会の先にはドラフト会議があります。「プロ志望」を公言していますが、その気持ちは変わっていませんか。林 高卒プロ志望です。もともと、大学進学を考えて桐光学園を選んだんですけど。2年生の冬に入る前に、吉田トレーナーから「プロを目指してやってみないか」と言われてからスイッチが入って、本気でトレーニングに取り組んだことで、ストレートの最速が151キロまで出るようになりました。--夏に最速を更新し、甲子園に出場すれば、成長をアピールすることができますね。どんな夏にしたいですか。林「絶対にチームメイトを甲子園に連れていく」という気持ちで、最高の夏にしたいです。(取材:大利実/写真:編集部) 関連記事 【桐光学園】天野喜英監督|「利他」の精神を大事にしながら、戦っていきたい2026.7.14 学校・チーム 【慶応】森林貴彦監督|大事なのは「日々の活動」を通じて何を学び、どう成長できたか2026.4.20 学校・チーム 【慶応】森林貴彦監督|より高いレベルの野球を〝愉〟しむために、地道に練習して上手くなる2026.4.12 学校・チーム 【桐蔭学園】選手に求めているのは、攻撃の引き出しを増やす「キラーカード」2026.1.18 学校・チーム 【桐蔭学園】小倉丞太郎監督|監督から心を開き、話しやすい雰囲気を作る2026.1.7 学校・チーム 【県立相模原】吉井大樹監督|健在の「打ち勝つ野球」、いかに短い時間で効果を出すか2025.11.12 学校・チーム 【県立相模原】吉井大樹監督|定時制野球部で学んだ、子どもと向き合うことの大切さ2025.11.5 学校・チーム 【市ケ尾】平野遥大主将|理想と現実の最適解。「創部初のベスト8入り」を目指すチームのまとめ方2025.10.5 選手 【市ケ尾】保守的思想からの脱却、外部コーチと6人の指導者が支える公立進学校2025.9.29 学校・チーム 【日大藤沢】山本秀明監督|大舞台、いつもの自分を信じきれなかったことから起こった失敗2025.5.28 学校・チーム 【日大藤沢】プロ注目の遊撃手・半田南十、武器は感覚の良さと対応力2025.5.20 選手 濱岡蒼太(川和)|甲子園出場が目標。そのうえでドラフト指名されるような選手になる2025.4.1 選手 【川和】平野太一監督|野球への情熱、教員としての役割。ドミニカと大学院での学びと気付き2025.3.23 学校・チーム 【武相】豊田圭史監督|グラウンドの中では「昭和」、外では「令和」2025.3.1 学校・チーム 【武相】豊田圭史監督|大学監督時代に学んだマネジメント能力の重要性2025.2.22 学校・チーム
元記事リンク:【桐光学園】林晃成|「絶対にチームメイトを甲子園に連れていく」
