「あれを見て、プロではやっていかれへんと…」あの星稜・奥川恭伸を倒して日本一…履正社“伝説の主将”にプロを諦めさせた「衝撃の強肩」の持ち主

いまから5年前、2019年の夏の甲子園。現ヤクルトの奥川恭伸を擁する星稜を破って、初の日本一に輝いたのが履正社(大阪)だった。激戦区の大阪で大阪桐蔭と「二強」と呼ばれる超名門だが、意外にも夏の頂点に立ったのはこの時だけだ。そんな“伝説の世代”の主将が今年、ユニフォームを脱いだ。なぜ彼は23歳という若さで、野球から離れることを決断したのか。なぜ、一度もプロ志望届を出さなかったのか――。その胸の内には、様々な葛藤があった。

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