部活の活動自粛期間中も個人トレーニングに励む高校球児も多いと思います。 今回は、活動再開後からキレのある動きを実現させてくれるタイプ別の時短トレーニングをレクチャーします!緩急をつけることで体の俊敏性が鍛えられる スピードや力を持続できるパワー型選手の下半身強化メニューを紹介する。それは、ジャンプと同時に脚を入れ替えて着地するスプリットジャンプだ。「え、どこでもやってるメニューじゃない」と思った球児もいるかもしれない。しかし、間違った方法でやっている人が多いトレーニングだという。「筋肉をパンパンにすると、ケガしやすい体になってしまう。スプリットジャンプでは、体のキレを高めながらパフォーマンス中に力を抜くという体の使い方も練習してみてください。一定の力を出し続けられるパワー型には重要なトレーニングなんです」。新田トレーナーが推奨するスプリットジャンプは、緩急をつけた動きを体に覚えさせることを重視している。ポイントは力を込めてジャンプしたら、空中では力を抜きリラックスすること。そして着地の際は再び均一に力を入れてジャンプできるように正しい姿勢をとることだ。 目標回数:1セット 20回 × 5〜10 セット (1)左右どちらかの脚を前に出す。このときひざが90度になるように意識する。後ろに引いている脚は少し膝を曲げた状態で、つま先立ちの状態に。(2)ジャンプしたときの姿勢で大切なのは、両脚のひざを曲げないこと。空中で力を抜き、体が一直線になるようなイメージをもつ。(3)ジャンプする前に後ろに下げていた脚が前にくるように着地する。ここでも最初のジャンプ時の姿勢と同じになっているかをチェックしよう。 トレーナー トレーナー・新田幸一1977年生まれ。早稲田大学卒業後、母校の駅伝チームのフィジカルトレーナーなどを務める。近年は高地トレーニングの理念を活かしたジム「ハイアルチ」のプロデュースなど幅広い活動を行う。 関連記事 【特集】「トルク型」下半身強化|スケーティングジャンプでタメを蓄えろ!2020.4.21 トレーニング 【特集】自粛があけたらブチかまそう!! キレ!キレ!時短トレーニング2020.4.14 トレーニング
元記事リンク:【特集】「パワー型」 下半身強化|スプリットジャンプで俊敏性が増す!