日本高野連から、これから開催が予定されている各地の独自大会に向けて、短期間で調整するための練習メニューやトレーニング方法などを紹介する動画が公開されました。
日本高等学校野球連盟(高野連=八田英二会長)は11日、公式ホームページを更新し「試合に臨む部員のみなさんへ」と題し、動画を掲載した。夏の選手権が中止となり、独自大会開催に向けて準備している全国の加盟校の部員、指導者に向けて、短期間でどのような準備が必要かを考え、参考となるような練習メニューやトレーニング方法などを紹介している。
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2020/06/11/kiji/20200611s00001002366000c.html
その動画は、こちらの高野連 Web サイトから見ることができます。
動画の内容
新型コロナウイルスの影響で約3か月間の部活動自粛期間があり、チームとして試合ができる状態に戻していく上で、普段とは違った準備や取り組みが必要な状況です。
そこで、試合までの期間を一ヶ月と想定し、その期間内に次のようなステップで準備を行っていく練習メニューを、動画では紹介しています。
- 1週目(準備期):体力強化や基礎練習を中心にしたメニュー。前半は特に心肺機能を高めることに重点をおく。
- 2週目(準備練習期):基礎練習を中心に、ポジションノックやシートノックを開始
- 3週目(実戦練習期):シートノックや投内連係、ゲームノックなど試合感覚を養う。
- 4週目(完成期):紅白戦や練習試合を行う。投手は、短い2~3イニングから始め、徐々に長いイニングへ。各自の課題に対する反省練習も実施。
動画は4つのステップ毎に用意されており、いずれもとても具体的かつ丁寧な作りでとてもよくできています。
参考までにこちらは、1週目(準備期)の動画です。
明徳義塾・馬淵監督による監修
なお、この動画はU18高校日本代表の監督でもある明徳義塾・馬淵史郎監督の監修、また明徳義塾高校野球部が撮影に協力して作られています。
高校野球ファン目線で見ると、全編に渡って馬渕監督の詳しい説明や、明徳義塾の普段の練習風景が見られるところもポイントが高い動画です。