【明秀日立】金沢成奉監督の打撃練習5メソッド

【明秀日立】金沢成奉監督の打撃練習5メソッド

振る、振る、振る! 金沢監督は「打撃のロジック」と「圧倒的なフィジカル」を武器に進化の手を緩めない。強打者を育ててきた名将の経験力と、最新理論を融合させたチーム作りの打撃メソッドを解説する。金沢監督の打撃練習5メソッド【1】5種目のスイング 別名「成奉ドリル」。打撃理論の根幹として、選手たちが「一番身になっている」と語る基礎練習。多くの打者は投手に合わせる「受動的なタイミング」に陥りがちだが、超一流を目指すならば、自分のタイミングに相手を引き込む「能動的なタイミング」が大事。この意識が、坂本勇人(巨人)のような超一流への入り口となる。ポイントは5つ。①割(わり):トップの形をしっかり作る②しなり:バットとしなりの感覚を養う③バックステップ: 足の使い方を覚える④探り:自分から仕掛け、崩されても対応できる「能動的なタイミング」を養う⑤入り:バットをラインに入れ、最短距離で振り出す意識で 【2】実戦的バッティング練習 野球は点取りゲーム。低反発バットでも「外野を越す」打撃が勝利に直結する。正しいスイングを取得するためのドリルが大事だ。①近距離バッティング: 通常より6〜7m近い距離(14m前後)から投げられる速球を打つ。150km対策や、目慣らし、最短距離のスイング速度向上を狙う②ライナートス: 上から投げられたボールを、ピッチャーへノーバウンドのライナーで返す。非常に集中力の要る練習③1日1000スイングの修練: 圧倒的な練習量をこなし、「量の中に質」を求める④1×20回の連ティー: 20回を1セットと考えるのではなく「1回の最高のスイングを20回積み重ねる」という質へのこだわりが重要 【3】フィジカルトレーニング 丈夫な体を作るべく3つの取り組みを行なっている。①徹底した食トレ:プロテインよりも栄養バランスは食事から。炭水化物(白米)を食べてまずは体を大きくする② BFR(加圧)トレーニング:効果的な筋力アップを目指して導入③インボディ(数値管理): 1ヶ月に1回、体脂肪や筋肉量を測定し、チーム内でランキング化してモチベーションを高める 【4】デジタル活用 デジタル測定器「トラックマン」を活用し打球速度や角度を数値化。打球速度150kmを一つの基準とし、角度や数値に基づいて個別に打撃指導。角度の出ない選手には低い打球を狙う打撃を取得させるなど、数値と個性に合った打撃技術をアップデートする。 【5】人間形成と心の鍛錬 1年前から雑誌「致知」の読書会(2時間)を開催。経営者や他競技のトップの考えを学び、自分の意見を発表して人間力を磨く。また、「運や縁」を味方につけるため、野球以外の日常生活の規律を徹底。読解力を技術向上と同時進行で学ぶ。(取材・文/樫本ゆき 撮影/武山智史)※参考文献「野球技術の極意」(著:大利実、KANZEN刊) 関連記事 飛ばない時代に「打」で勝つ明秀日立のバッティング論2026.6.11 学校・チーム 【2019高校生ドラフト候補紹介】#18 北野凱士(明秀日立)2019.4.19 選手 【野球通がうなる!選抜注目選手】高いセンスが光る強打のショート!増田陸(明秀日立)2018.3.12 選手 【一押し!高校生ドラフト候補 #12】細川成也(明秀日立)2016.10.13 選手 【一押し!高校生ドラフト候補 #2】糸野雄星(明秀日立)2016.10.3 選手

元記事リンク:【明秀日立】金沢成奉監督の打撃練習5メソッド